オフィス移転に掛かる費用と日数

これまで使用していたオフィスが手狭になったり、事業の拡張を行うことにより、オフィス移転を実施する場合、その費用や移転までにかかる日数は、極めて重要な事項になります。規模の大小に関わらず、円滑な移行が完了しなければ、通常業務に支障を来しかねません。かといって、予算を度外視することも現実的ではありません。一般的に、オフィス移転に関する費用や日数については、現在のオフィスにかかるもの、引っ越しにかかるもの、新しいオフィスの開業にかかるものに分けて検討していくとわかりやすく、それぞれの工程の進捗状況が把握しやすいとされています。したがって、オフィス移転を計画通りに円滑に進めていくためには、それぞれの工程に責任者を設け一元管理を行うことが大切です。

現在のオフィス及び引っ越しにかかる日数と費用

オフィスの移転が決まったら、真っ先に、現在のオフィスとの賃貸契約における期間満了日、違約金の有無、原状回復の範囲を確認しなければなりません。一般的に、賃貸契約を解除する場合、半年前に通知することとなっていますから、移転については半年前から準備を開始するのがベストのタイミングですが、期間満了日以前に移転したい場合には違約金の有無を確認しておく必要があります。併せて、原状回復については、その範囲にもよりますが坪単価5万円程度を見込んでおくと良いでしょう。引っ越しにかかる経費については、現在のオフィスにあるデスクやOA機器、備品類をどれだけ移行させるかによっても異なりますが、概ね半分は移行させると考えて、社員一人あたり3万円から4万円が相場になります。併せて、廃棄物の処理も必要になりますが、こちらは2tトラック1台あたり4万円が相場です。したがって、移転計画が決まったら、引っ越し当日まで、少しずつでも処分を行なっておけば経費の節減になります。

新しいオフィスの開業にかかる日数と費用

新しいオフィスに必要な工程としては、レイアウトの設計、内装工事及び電気、電話、OA機器類の配線工事、什器の購入などがあります。レイアウトの設計には2か月から3か月が必要となり、工事自体は1週間程度ですが、作業員や資材の準備を考えれば、さらに2か月程度の日数が必要です。費用については坪単価10万円程度が相場となります。また、配線工事は、3日程度の期間を要し、社員一人あたりの費用が3万円から4万円、さらに什器の購入経費が、社員一人あたり10万円程度が必要です。これらの工程を同時並行しながら進めていけば、移転までの期間は、最短でも6か月程度となります。また、費用については、社員15人、新しいオフィスを30坪で概算すると、700万円前後となります。もちろん、移行する什器数や工事内容等によって、同じ規模でも大きな差がつくこともありますから、各工程において節減可能か否かを見極めていけば安価にオフィス移転を行うことができます。